妊娠をしたかも、と思って、受診した病院は、自分がもともと勤務をしていた病院でした。
家の近くの、ごく普通の開業医にかかればよかったのかもしれませんが、少し医学的知識もあることもあって、開業医の設備を考えたり、出産時になんらかの異常があったりしたときの対応を考えたりすると、できれば、自分が勤務をしていた病院で産みたい、と考えました。もっとも、すべての開業医がそうであるといっているわけではありませんので、誤解のないようにしてほしいですが、私の家の近くでは、ということです。

ただ、初回の妊娠がわかったときも、そして、つわりがひどくて、大変だった時も、私のかかっていた病院の産婦人科医は決して親切ではありませんでした。多くの妊婦を診察しているからかもしれませんけど、私のように、つわりはひどくとも、他は正常という妊婦は、ほぼ相手にされないというか、そのような感じでした。助産師さんに関しても、ですが、その日その日でいろいろな助産師さんがいらして、良い人もいれば、そうではない人もいました。

妊娠中期以降、つわりでやせていても、少しお腹のでっぱりが目立つようになったころのことです。まだまだ、ゴムの服でしたら、普通に着ることができましたし、マタニティドレスというものにとても抵抗があったので、着たくなく、母親教室のときにも、普通のゴムの緩い服を着用していきました。

そんなとき、助産師さんから、強く指導を受けました。マタニティを着用するように、と。言わんとすることはわかっていましたけれど、お金がなくて、買えないのか、といったニュアンスがその言葉にはあったので、とてもいやだな、と思いました。

そのことがあって、しばらくの間、病院に受診することをやめました。必要な定期受診をさぼった、ということです。妊娠は生理的な現象であること、一応、自分なりに体の感覚に問題はない、と自己判断をしてのことでしたが、よくないことであるとわかっていましたけど、さぼってしまいました。このさぼっているとき、他の病院に変わろうかな、と頭をよぎりましたが、やっぱり近くの開業医に変わる勇気がなくて、結局、このまま、さぼっちゃえ、という行動をしてしまいました。

妊娠後期になって、そろそろ2週間に1回は受診をしないといけない、という頃に受診を再開しました。主治医は、ほぼ関心ない、といった感じで、順調だったので、スルーしましたが、助産師さんは、まあ、言うわ言うわ、で、定期健診の必要性をこんこんと説かれました。右から左へスルーでした。

結局、出産のときにも、はずれの助産師さんで、ずっと最後まで、この病院の助産師さんとは波長が合いませんでした。
病院がよくて、産婦人科医の能力があると判断して、病院を選びましたけど、助産師さんは選べず、でした。仕方のないことでしょうけど。理想の出産をしようとするならば、十分に検討して、全てが整っている病院を選択できれば、一番良いことと思います。

(うしまるこ出産年齢25歳)