妊娠と仕事私は妊娠がわかってから、仕事関係のスタッフとの関わりで悩みました。当時は、アパレルショップの店長をしており10人のスタッフをまとめていました。

妊娠がわかり、3ヶ月の頃に上司に報告をしたところ、第一声は「なんで?」でした。確かにその時、お店が軌道に乗り始めた段階だったので、こんな大事な時期に店長のあなたが…という思いもあったのだとは思いますが、第一声に「おめでとう」と言ってもらえなかったことが、とてもショックで、数年たった今でも強く覚えています。

そして、お店のスタッフには副店長から順番に一人ずつ伝えていきました。副店長は自分が次の店長にさせられるんじゃないか?嫌だな、という思いがあったようで、「おめでとうございます」とは言ってくれたのですが、店長の私がいつまでお店にいられるのか、出産したらすぐに復職するつもりなのか、自分の今後のお店での役割はどうなってしまうのか…など、質問ばかりが続きました。他のスタッフも同様に、私の妊娠よりも仕事がどう変化するのか、自分たちはどうなるのか…ということが大きかったようで、一気にお店のチームワークも崩れてしまいました。

『おめでとう』と、心から祝福されない環境を作ってしまっていたことも反省したのですが、正直、かなり悲しかったです。初めての妊娠で、体調の変化も大きく、心もナーバスになっていたのですが、それを出せる職場環境ではなく、精神的に辛い思いをしました。

安定期に入り、自分の体調が少し安定してからは、スタッフ一人一人との時間をつくり、現状とこれからのことなど深く話し合って、それぞれの悩みを聞いて不安を取り除くことで、みんなも前向きに変わってくれ、またチームとして一つにまとまっていきました。

私自身、仕事でのもやもやした悩みを全てをクリアにして、初めての出産・育児に向き合いたいと思っていたので、自分の身辺整理の意味もあったと思います。上司にも、スタッフの意識が変わったこと、私以外のスタッフで、これからお店をきちんとつくっていけることを伝えて納得してもらいました。

それからは、周りのみんなも私の体調を気づかってくれるようになり、私も多少、甘えながら仕事が出来るようになりました。
お腹が大きくなってしまい、産休も早めに取らせてもらったのですが、みんなから暖かいメッセージや赤ちゃんへの贈り物をもらって、笑顔で出産に望むことができました。

小さなストレスでも、妊娠や出産には必要ないものだと思います。笑顔で出産・育児に向き合えるよう、日頃から自分の周りの環境を整えておくことも必要なんだなと思いました。

(出産時28歳 ふふ)