32歳の冬、妊娠が分かりとても嬉しくて嬉しくて、旦那と2人で検査薬を見て喜んだことを今でも昨日の事のように覚えています。毎日嬉しくて、でも毎日不安に襲われていたのも事実です。小さな命が宿っているけれど、自分では確認のしようがなく病院のエコーを見るたびにほっとしていました。

幸いつわりが全くなかったので、今までの仕事も普通にこなすことができました。
ただ、つわりがないことと、まだお腹も大きくなっていないことで私の認識が甘かったなと思うことがありました。
お腹の張る妊婦
それは妊娠12週頃の事です。私の仕事は立ち仕事で、立ったり座ったりもよくしますし、控えていたとはいえ重いものを持つこともありました。緊急の事があると、ばたばたと走り回らなければならないこともあり、その日は本当にばたばたしていました。

ひとまず落ち着いたところでふと、初めてお腹の張りに気づき、その後にお腹の痛みを感じました。お腹の中の方をぐーっと掴まれるような鈍い痛みです。初めてのことに気が動転して、子供に何かあったのではないか、無理をして動きすぎたことを反省し涙がポロポロと止まりませんでした。

気が動転していましたが、周りのスタッフが気づいてくれてお腹を冷やさないように、まずは横になって休むことにしました。
お腹が張るときには横になって休み、張りが取れれば問題ないとネットで調べたことがあったので、そのようにしました。無事にお腹の張りと痛みは治まり、その日は早退することにしました。不安な気持ちのまま夜を過ごした翌朝、茶色いおりもののようなものが出てしまい、出血ではと思ったのですぐに産院へ向かいました。

向かう最中も待っているときも不安で、子供の命が消えていたらどうしようということしか頭に浮かびませんでした。診察の時間になり、エコーで子供の鼓動を確認できた時は本当によかったと安心し、涙がでました。

先生にはしっかり安静にしないと子供に何かあったらどうするんだ!と怒られてしまいましたが、それくらい大事なことなのだと実感しました。それまではお腹も大きくないし、つわりがないからと通常の業務をしていましたが、職場へは仕事をセーブさせてもらえるように交渉しました。

私の甘い考えが危うくお腹の中の子の命を奪ってしまうところだったと思うと、本当に怖かったです。もっと早くからしっかり仕事のセーブをしておけば良かったなと、今になって思います。

私の身体も大事だけど、小さいながらに一生懸命に大きくなっていく我が子を守れるのも私しかいないのだと思いました。
その後は大きな事件もなく、無事に産休を経て出産に至りました。

(出産時33歳 おやすこ)