妊娠中、様々な体の変化がありましたが、一番悩んだのは便秘でした。私はもともと便秘体質で、1~2週間排便がない事も珍しくありません。決められた用量より倍も多く便秘薬を服用しても、あまり効果が得られないほどです。人間ドックでバリウムを飲んだ日には、出なくて出なくて寿命が縮まる思いを毎年してきました。

これまで便秘に良いとされる事は色々と試してきましたが効果は得られず、体質だから仕方がないと諦めています。特に排卵日前後には便秘になりやすいという自覚がありました。

妊娠するまでの期間、バランスの良い食事に適度な運動、基礎体温を測って葉酸サプリも摂取して…と規則正しい生活を送っていたにも関わらず、便秘だけはどうにもなりませんでした。

3週で妊娠が分かってからというもの、つわりによる慢性的な吐き気に襲われ、食事を取る事が難しくなりました。必然的にトイレにも行かなくなり悪循環でした。そのため、朝一番に冷たい牛乳を多めに飲んでわざとお腹を下すという方法で、便秘を解消していました。…もちろんこの方法はオススメしません。

幸いにも1~2ヶ月程でつわりは落ち着き、食欲が出てきてしっかりと食事を取るようになると、便秘は少しずつ改善に向かいました。排卵がなくなったからでしょうか、不思議なもので、毎日きちんとトイレに行くようになりました。

体の調子も良く、順調な妊娠経過をたどっていましたが、妊娠7~8ヶ月の検診で貧血を指摘されました。自覚症状はあまりなかったものの、貧血予防の鉄剤が処方されました。この鉄剤がくせ者で、副作用の便秘がとんでもないのです。鉄剤を服用してからというもの、ピタッと排便がなくなりました。

お腹もそこそこ大きくなってきたので力を入れるのも怖く、1週間に2回出たら良しとする事にしました。便秘は体に悪いですが、出ないことを毎日ストレスに感じるくらいなら、いっそ受け入れようと方向転換しました。出産が具体的に現実のものとなってきて、少しでも心穏やかに過ごしたかったからです。主治医の先生にも便秘の相談をし、鉄剤を極力飲まなくても良いように調整してもらいました。

貧血や急激な体重増加に悩みつつも、39週で無事に出産をする事が出来ました。ようやく色々なことから解放される!と思った入院1日目、またしても鉄剤が処方されました。そして、排便があったら報告するようにとの指示がありました。ただでさえ出産後に排便するなんて恐怖なのに、私はまた便秘になるのか…と気が重くなりました。

同じ日に出産した他のママ達が「今日、排便がありました。」と報告する中、私は入院最終日の5日目にしてようやく報告できました。必死の水分補給が功を奏したと思っています。もともとの体質に加えて鉄剤の服用もありましたが、妊娠中の便秘は、主治医に相談するのが一番だと思います。
(出産時29歳・あけみ)