私は37歳で結婚し、39歳の時、待望の最初の妊娠をしました。
生理が来なかったので自宅で妊娠検査薬を試してみると、陽性との結果だったので、かかりつけのホームドクターから、産婦人科を紹介してもらいました。

ところが予約の数日前、どこで産むかで夫とケンカしてしまい、里帰り出産できないショックを受けている最中、腹痛を感じ、その後、数日にかけてごく少量の出血をしていました。

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心配なのでホームドクター2件に相談しましたが、どちらも「妊娠初期の出血はよくあることです。心配しないで」とのこと。

一緒に行きたい夫も自由に仕事を休める訳ではないので、「明後日は予約日だから、待とう。」と言っていました。

卵を抱える鳥のつがいそして当日。妊娠9週目のことでした。

夫と産婦人科へ行き、先生に経過を話して、はじめてのエコーに望みました。

ところが、エコーを見ている先生の反応が、なかなかありません。

私達が「?」と思った頃、先生が夫に声をかけました。

「赤ちゃんを確認できません・・・確かに子宮は4cmまで成長しているんですが、中に赤ちゃんが見えないんです。」

えっ!? 、そんなことって、ありえるの!?

「おめでとうございます。」と言われるのを、ごく当たり前に期待していた私達には、全く寝耳に水の出来事でした。

5人に1人の割合で起こる、妊娠初期の流産


先生は

「よくあるアクシデントですから、気を落とさないでください。原因は分かりませんが、妊婦の3~5人に1人の割合で、こういうことがあります。」

とおっしゃいました。

流産の話は、独身の頃から時々耳にしていたので、普段認識されている以上の確率であることは薄々感じていました。

なので、自分にも起こりえる話だとは思っていましたが・・・、現実に自分の見に起こると、実際には、なかなか受け入れられないものです。

先生の話が、私達の上の方で流れていくのを感じました。

「緊急で事務の者が手術の手配をしますから、それに従ってください。奥様の子宮は若く、健康そのもので高齢でも問題はありませんから、すぐにまた妊娠できるでしょう。気配があったら、すぐにまた来てください。」

私はこの年齢で、全くお恥ずかしい話ですが、高校生の頃の保健体育の授業で、血を見るのが苦手なために、妊娠についてのビデオ学習が始まって、5分で貧血を起こしてしまい、今もって、全くどんな内容だったのか知りません。

自分の身体のことなのに、キャリアウーマンでこの年齢まで来てしまったので、家庭や子供の話を、ずっと避けてきたこともあります。

今考えると、子供じゃあるまいし・・・と思うのですが、結婚したら、自然に赤ちゃんが出来て、自然に生まれるものだと思っていたのです。

私は妊娠に関して、何の知識も持っていない自分自身に愕然としました。

自分の身に何が起こっているのか分からないけど、手術をしなければならないらしい。

やはり流産の事実はショックで、病院を出たところで夫と二人で泣きました。

でも、同時に高齢で子宮内膜症の持病も持っていた私には、妊娠できることがはっきりと分かっただけでも、大きな希望に繋がったことは言うまでもありません。

YOSHIさん

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