足がつった妊婦
妊娠中でなくても、足がつることはありますが、妊娠すると特に足がつりやすくなります。
こむらがえりともいいますが、就寝中のこむら返りは、特に辛いものです。

なぜ妊娠中は足の裏・ふくらはぎの筋肉のつり(こむら返り)を起こしやすいのか?妊婦さんのこむら返りの予防、対策方法についてまとめました。

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妊娠中に足がつる原因は?

寝ている時、特に熟睡、爆睡中に突然足がつると、痛みのあまりどうしていいかわからない、と悪夢のような状況になるため、こむら返り予防のサプリメントでも飲んで、対策をしておきたいもの。

特に、妊娠中期~後期の妊婦さん足がつりやすくなるようです。

ちょうど今朝方、妊娠7ヶ月の妻パンダマが、足がつった!と呻いていたのですが、原因はなんだったのでしょうか?

ミネラルバランスの崩れ

足がつるのは、筋肉中の電解質、おもにカリウムやカルシウム、マグネシウムといった、筋肉の代謝をつかさどるミネラルのバランスが崩れることが主な原因です。

妊娠中は、胎児にも栄養を送りますので、今まで以上にカルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄などが不足しがちになるため、筋肉に必要な電解質も足りなくなるものと考えられます。

神経伝達にはミネラルバランスが重要

神経細胞の内外では、ナトリウムカリウムが相互に出入りし、電位差を作り出すことによって電気的な信号が起きます。細胞間にあるシナプスでは、信号を受けとり神経伝達物質(アセチルコリン)を放出し、筋肉の収縮をおこします。シナプスではカルシウムイオンが重要な役割を果たします。マグネシウムは、ナトリウムとカリウムイオンのバランス調整を行う酵素に必要なミネラルです。

つまりどのミネラルも神経の伝達、筋肉の収縮に重要な役割を果たしているのです。

体重の増加

こむら返りイラスト妊娠中期から後期にかけて、足がつることが多いと思います。

単純に体重が増え、お腹が前にせりだしてくると、体はバランスを取ろうとして、考えている以上に足の筋肉を使っています。


運動した後など、疲労が残っているときにも足がつることが多いですよね?

普段なら何ということもない距離でも、妊娠中の歩行は、普段以上に足の筋肉やふくらはぎの筋肉に負担をかけます。

単に体重の増加というだけでなく、骨盤が緩み、お腹がせり出している状態ですので、立つ姿勢や歩行姿勢も自然と変わり、ふくらはぎの筋肉疲労がたまることも原因になります。

また睡眠時、大きくなった子宮に圧迫され、お腹の中の血管がつぶされることになります。
寝ているときも下半身に血液がいきわたりにくくなりますので、やはり電解質の代謝が不足して、足がつることが多くなります。

足のつり、こむら返りの予防対策と対処

しっかりミネラル補給する

小魚のイメージ血液中の電解質が不足しないよう、食事に気を使い、ミネラルをしっかり補給することです。
特に夏場は汗をかきますので、汗とともにミネラルが流れてしまいます。

野菜や果物、小魚、乳製品などから、しっかりミネラルを摂るようにしましょう。
特にカルシウムの不足には気をつけて。

カルシウムとマグネシウム、ビタミンをバランス良く取るサプリメント

パンダマは小魚などが苦手で、カルシウムが不足を心配して、サプリメントで補給しています。
サプリメントは程度の良くないものもあり、安心できるものを見つけたいものです。

妊婦さんに必要なサプリメントとして、葉酸サプリが産科の医師にも勧められていますが、
妊娠中の脚のつり(こむら返り)対策まで考えられている葉酸サプリメントがあります。

マッサージで血行不良を解消する

足裏やふくらはぎなど、下半身の血流が悪くなることもこむら返りの原因ですので、普段から足のマッサージを行うとよいです。

睡眠時に足がつることも多いため、寝る前には念入りにふくらはぎをほぐし、疲労をとり、血液の流れを良くしておきましょう。

芍薬甘草湯のお薬

小林製薬のコムレケアに代表される芍薬甘草湯のお薬もあります。ただし、妊娠中の服用は医師・薬剤師の指示に従って下さい。

妊娠中に服用しても良いですか?

妊婦または妊娠していると思われる方は服用前に医師または薬剤師にご相談ください。妊娠中はとてもデリケートな時期で、普段はお薬のアレルギーなどがなくても、敏感に反応される方もいらっしゃいます。
大切な時期ですので、どのようなお薬でも、医師または薬剤師にご相談ください。

睡眠中の姿勢に気をつける

睡眠中、仰向けに寝ると、重くなった子宮によってお腹の血管を圧迫してしまうため、こむら返りを起こしやすくなります。

パンダマがこむら返りを起して呻き声をあげたのも、ちょうど仰向けで寝ているときでした。

睡眠時、特に妊娠中期以降は横向きに寝ると、足がつりにくくなります。
左側を下にして横たわる左側臥位(シムスの姿勢)がおすすめです。

ただし普段仰向けやうつ伏せで寝ていた方は、横向きになるとかえって落ち着かないかもしれません。
また横を向くと、お腹が重みで垂れ下がるので、苦しい場合もあるかと思います。

腹帯を巻いてお腹を固定したり、お腹の下にクッションを敷いたり、抱き枕を使うと良いでしょう。