女性なら当たり前のように訪れる生理週間ですが、私も当たり前のように最初に訪れた日からそれを受け入れ、ほぼ毎月やってくる憂鬱な日々を日常の一部として生活してきました。
体質の一つとして、私の出血量は多い方らしく、市販されている生理用品(ナプキン)の中では、夜用を使用しなければ、すぐに下着を乗り越えてスカートに血のシミが出来てしまうほどでした。学生の頃は、授業の関係で3時間ほど取り替えていないと椅子にまで血が染みていたことも多々ありました。
それは量が多いというよくある体質の一つとしてなんとも思っていなかったのです。
しかし、社会人になり、学生の頃とはまた違ったストレスに晒され、一人暮らしもはじめて、食生活も変わった状態ですと、体調の面で様々な不調が現れるようになったのです。
その中の一つで、とても仕事中支障があったのが、不定期にお尻の穴がキーーーンというか、キュゥゥゥゥというか、そんな縮こまるような痛みに襲われていたことです。この痛みは、身動きが取れないほどのものでした。
最初は便が溜まりすぎて生じるものなのかとも疑いましたが、その点は快腸だったので原因がわからず、部位がデリケートな部分でしたし、婦人科で相談してみようと受診しました。
女医の婦人科で相談したところ、生理前ということもあって何か女性特有の臓器が原因かもしれないと疑われたので、内診を受けました。
婦人科の内診といえば、両脚を強制的に両側へ開かされる、初体験の際は本当にトラウマになるような恐怖の椅子に座らされて行われるものです。
これは余談ですが、この椅子、男性には一生縁のないものだとは思いますが、一度あの羞恥的な椅子に座ってみて、女性がどれだけ大変なのか知るのもいい経験じゃないかといつも思うくらいです。
恐怖と苦痛の検査から判明したこと
スカート、ストッキング、ショーツすべてを脱ぎ、椅子に座り、股が強制的に開かされるのを感じながら、お尻の穴の痛みなのに…という愚痴は喉の奥に押しやっていると、足を開いた向こう側への視界を遮るカーテンの向こう側から先生が私の中に器具を入れました。
それだけでも本当に苦痛でした。大きく息を吸って、吐いてを繰り返していないと、痛みと恐怖で声が出そうだったからです。
私の中の様子が小さな画面に白黒で映しだされ、カーテンの向こう側の先生と私はその画面を見ながら会話をしました。
すると、先生が「あら、もしかして」という独り言と共に、超音波の器具をゆっくり動かしながら、画面を慎重に確認しているようでした。
そうしているうちに先生は疑問が確信になったようで私に画面を見るように促し、説明をしてくださいました。
その説明によると、子宮が2つある重複子宮(ちょうふくしきゅう)という子宮奇形ということでした。
内診を終え、診察室に戻ると、先生からの口頭の説明と手書きで丁寧に説明を受けました。
通常の子宮は誰もが保健の教科書などで見る逆三角形の子宮。その逆三角形の形というものは、もともと2つある子宮がひとつに合体したもので、それが合体せずに成長が止まってしまったのがあなたの子宮よ、とのことでした。
子宮奇形にはいろいろなものがあることはその後ネットで調べて知りましたが、中途半端にくっついてしまっている状態や、私のように完全に2つにわかれたままの状態があります。
子宮奇形のリスクは、まず出血が多いこと。私は体質の一つだと受け入れていましたが、一般の「多い」よりも多いということを知りました。子宮の壁が剥がれて出血するのだから、考えてみれば当たり前ですよね。今までは子宮が2つあるとは知らなかったので、漠然としか捉えていませんでしたが、多い理由が判明しました。
その他のリスクとしては、通常の子宮は2つが合体して一人前の子宮であるため、受精卵を受け止めるための子宮の壁のクッションが薄く不完全で、受精卵が着床しづらいということ。
妊娠ができたとしても、通常よりも子宮の収縮率が低いため、子宮が十分に大きくなりきれず早産流産になる可能性が高いこと。
赤ちゃんが生まれたとしても平均よりも小さく生まれてくる確率が高いこと。
また、私が苦しんでいた、お尻の穴がキュゥゥゥっとなってその痛みで動けなくなるのは、生理前にホルモンが過剰になって、2つの子宮が生理の準備に入り膨らむため、尿道と肛門が圧迫されてしまうための痛みではないかと言われました。
現に、生理前は毎回お腹が出るのが当たり前になっており、太ったかな?と錯覚するのですが、生理が終わると通常のお腹になるのです。
さらに、重複子宮の持ち主は、腎臓から伸びる尿道も2本になっている可能性があるから泌尿器科に行って検査してみなさいとも言われました。
後日、MRIでしっかりと検査して子宮が2つあることが確定したところで、子供を授かりたいと思った時にまた婦人科にかかればそれまでは特に問題はないからと、その時は特に通院することなく終わりました。
こうして、お尻の不調から思いもよらないことが判明し、自分の体のことを知ることになったのが社会人2年目、23歳の時でした。
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