育児や家事の大変さを理解してくれない夫

産後病院を退院し自宅に戻ってからイライラは始まりました。頻回授乳による寝不足とホルモンバランスの変化の影響もあると思いますが、旦那や義家族に対してイライラすることが多くなってしまいました。旦那が休みの日には家事を手伝ってはくれずただ子どもを抱っこして1日に何度かオムツを替えてくれるだけ。週末はお風呂に子どもを入れてくれますが、服を脱がせるのもクリームを塗って服を着せるのも私で旦那はただ子どもと一緒にお風呂に入るだけでした。それなのに旦那は「俺はイクメン」と事あるごとに豪語するのです。子どもを抱っこしてるから寝なとはいってくれるのですが、溜まった家事が片付くわけではなくただ後にやることが溜まるだけ、なぜこの人は抱っこしているだけでイクメンだと言えるのかと日に日にイライラが募っていきました。

あまり手伝えていなくてごめんね、という言葉があればここまでイライラすることはなかったように思いますが、イクメンとまで言われてしまったことにとても腹立たしさを覚えました。なぜ私の大変さをわかってくれないのか、もっと手伝ってくれないのかと、ささいなことで頭の中には離婚の文字が浮かぶほど私の心は情緒不安定でした。

今まで喧嘩をしたことがほとんどなかったこともあり数ヶ月間は態度で手伝ってほしいアピールをしたり、遠回しにもっと手伝ってほしいということを伝えていましたが、やはり男性は察することができないのだと確信し、まずはお風呂に子どもを入れるなら最初から最後まで一人でやってくれないと手伝ったうちに入らないとはっきり伝えました。しかしそう伝えると旦那は裸のままリビングをうろうろしたくないから、子どもの服を脱がせたりはしたくないと言い出し一通りはやってくれませんでした。
次にとった行動は、たまたまテレビで紹介されていた「妻のトリセツ」という本が私が伝えたいことにぴったりすぎてその本を読んでほしいと手渡しました。

ずばり悩みは解決されました。妻のトリセツさまさまです。特に産前産後の夫婦には是非とも読んでいただきたい1冊です。旦那も本を読んだ後は

今まですみませんでした。手伝っているつもりで全く手伝えていなかった!

と言ってくれ、その日以降茶碗洗いや洗濯、お風呂も最初から最後までいれてくれるようになりました。私の心にも余裕が生まれ、今日は旦那も疲れてるから休んでねなど互いに思いやることができるようになり、夫婦仲も前よりとっても良くなりました。

産後は多かれ少なかれ皆イライラすると思います。そんな中里帰りを除いては頼れるのは旦那様だけです。頼っていいのです。多いに頼りましょう。ただ旦那様はお腹の中で赤ちゃんを育てていないので産まれてすぐは父親になれない人がほとんどだと思います。多少は大目に見てあげながらでも限界を迎える前に言いたいことは言葉にしてもしくはあの本を渡してはっきり伝えましょう。きっと皆んながハッピーになれます。

出産時30歳 シトロンさん