毛布代わり日本では親子川の字で寝ることが、むしろ美徳とされていますが、西洋では産まれた時点から、子どもに部屋を与えることに大きな価値を置かれています。

自立精神を養うため、とか、色々と言われますが、特に階級制度が今だ残るヨーロッパでは、この人に何ができるかよりも、この人は何を持っているか、という目に見え、手で触れられる物=財産へのこだわりが非常に強いため、生まれてきた子どもに、まず専用の一人部屋を与えます。

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妊娠が分かった時点でより広い家を探して頻繁に引越すのも、そのためです。

北米でもヨーロッパでも、基本的に赤ちゃんに個室を与えるのが常識です。
一人部屋を与えないというのは、教育のため、というよりも、むしろそれができないから、という目で見られます。

部屋靴また、部屋という空間だけではなく、ベビーベッドや洋服だんす、おしめかえ台なども、赤ちゃんがいつ生まれても良い状態に整えられます。

ちなみに日本では普通分娩で入院5日が普通のようですが、私の暮らすベルギーでも5日、アメリカでは州にもよるのでしょうが、2日とか、3日とか言われています。

あまり知られていませんが、これは保険制度の関係の他、人種によって女性達の出産に対する強さが挙げられます。
ユダヤ教の本に書いてありましたが、ユダヤ系女性は出産の後、その足で自分でシャワーを浴びに行くそうです。
ユダヤ系であるアメリカでの入院期間が短く設定されているのは、これが関係していることもあります。

そして、赤ちゃんに個室を準備することは、その後の赤ちゃんの生活スタイルに最も影響を与えます。何故なら、赤ちゃんは家に帰ったその日から、パパともママとも別に、自分のベッドで一人で寝ることになるからです。夜泣きは日本特有の症状と言われますが、これは良い悪いは別にして、赤ちゃんが一人で寝ることに、ある意味慣れてしまうためだと思われます。

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ところが、実際は赤ちゃんはお腹がすくので、昼夜を問わずに泣くのです。でも基本的に、西洋では、それでも赤ちゃんの様子を見に、部屋に行ったりはしません。夜、別の部屋でも赤ちゃんの様子が分かるように、ベビーカメラをベッドの傍に取り付け、それで様子を見て、どうしても泣くようなら、マイク越しに話しかけたりします。

また、先に書いたモロー反射への対応であるおくるみをぎゅっと巻いて、ベッドに寝せるのですが、これは個室で寝る赤ちゃんの夜中の事故を避けることが、一番の理由だろうと私は思っています。手足が固定されているので、毛布やぬいぐるみなどが赤ちゃんの顔の周りに来て、口や鼻をふさぐことがありません。

ところが日本人である私にとっては、それがそうしても可愛そうに思え、どうしても赤ちゃんの傍に行って、抱き上げずにはいられませんでした。

当然出産後、2時間おきに起こされるので、十分に休養を取ることは結局2年以上叶いませんでしたが、それでも我が子をほったらかして寝ることはできませんでした。

女性は赤ちゃんの鳴き声にとても敏感だし、身体が妊娠6ヶ月頃から授乳に備えて夜に突然目が冴える、というリズムに慣れていたからです。

ところが、西洋文化の中に育った夫にはそれが理解されず、毎日、一日に何度も大喧嘩になりました。

Yoshiさんの育児体験談